実践 Dynamics CRM環境構築 (1) どのようにシステムを構築するか

Dynamics CRMを構築しようとする場合、大きく2つの方法をとることができる。

ひとつはDynamics CRM Onlineの利用である。

MicrosoftのSaaSサービスであるDynamics CRM Onlineを構築(サービスを開始するという方が適切か)するには

http://www.microsoft.com/ja-jp/dynamics/crm-free-trial-overview.aspx

から30日間のトライアルを申し込めばいい。

もうひとつはDynamics CRMサーバをオンプレミス型として構築する方法である。

従来型のいわゆる「サーバ構築」である。

 

本投稿及び以降の複数回は、オンプレミス型のDynamics CRM 2013はどのように構築したらよいかという点を記載したいと思う。

まず、何を参考にしたらよいか、である。

Dynamics CRMの構築に関わる場合、唯一にして必読であるホワイトペーパーがある。

「Dynamics CRM 2013 実装ガイド」である。

http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=40322

何か迷った場合は、まずこれをチェックし、次にネット検索というのがDynamics CRMに対する正しいアプローチだと思われる。

 

では、Dynamics CRMサーバはどのような機能と組み合わせてインストールをする必要があるのだろうか。

実装ガイドの「Microsoft Dynamics CRM 2013 のシステム要件と必須テクノロジ」を参照すると

  • Microsoft Windows Server (AD、CRM)
  • Microsoft Windows Server Active Directory インフラストラクチャ(AD)
  • インターネット インフォメーション サービス (IIS) Web サイト(CRM)
  • Microsoft SQL Server 2008 または Microsoft SQL Server 2012(CRM)
  • Microsoft SQL Server 2008 Reporting Servicesまたは Microsoft SQL Server 2012 Reporting Services(CRM)
  • Microsoft Exchange Server または POP3 準拠の電子メール サーバーへのアクセス(オプション)(メール連携を利用しなければ不要)
  • SharePoint Server (ドキュメント管理に必要)(ドキュメント連携をしなければ不要)

という記載があるが、初見では理解困難な記述である。各単語の末尾に()を加え、補足してみた。

Microsoft Dynamics CRM 2013 でサポートされる構成」「単一サーバー展開」の記載をみてみると、

()で補足したとおり、ADサーバとCRMサーバの2台構成が最小構成であるということが分かる。

 

2台構成以外の構成はどのようなものが一般であるか。私が関わった案件では下記の構成というケースがあった。

①AD、CRM構成(前述。50ユーザーくらいまではこのケースがほとんど。案件の5割くらい)

②AD、CRMAP、CRMDB構成(CRM機能を2分割の構成。案件の4割くらい)

③AD、CRMAP(NLB)、CRMDB(ミラーリング)構成(筐体冗長が必須という要件が存在し、費用が確保できた場合のみ)

ほぼ①か②の構成である。

 

以上、Dynamics CRMのどのように構築するかを記載した。次回は、実際の環境構築に関して記載をする。

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