実践 Dynamics CRM環境構築 (2) Active Directoryの設計

Dynamics CRM環境を構築する場合、最初に必要なものはActive Directory(以下AD)である。

もう少し正確に言うと、「Active Directory Domain Services機能が有効となっているドメイン環境」である。

一般的にADという言葉から連想される機能である。

最近はADFS(Active Directory Federation Services)など、

ADの機能と一言で言っても意味するものが異なる場合があるので補足した。

 

では、実際の案件にてADを構築する必要はあるか。

大半の場合、ADDSを構築する必要はない。ドメインに参加した上でDynamics CRMでは以下のAD機能を主に利用するからである。

・ユーザー管理としてドメインアカウントの利用及び認証機能(シングルサインオン機能)

・権限管理としてOU及びCRM用セキュリティグループの利用

おおよそ、ExchangeサーバやSharePointサーバでの利用と同じようであると思って頂ければ問題ない。

ADに関する特別なリソース要件(プロセッサ、メモリ、記憶領域、I/O性能 etc.)はない。

 

ただし、どのようなADでもよいというわけではない。

実装ガイドの「Active Directoryのモード」には以下の記載がある。

Microsoft Dynamics CRM Server 2013 を実行中のコンピューターは、

以下のいずれかの Active Directory ディレクトリ サービス フォレストおよびドメインの機能レベルで実行中の、

ドメインのメンバーである必要があります。

  • Windows Server 2003 中間モード
  • Windows Server 2003 ネイティブ モード
  • Windows Server 2008 中間モード
  • Windows Server 2008 ネイティブ モード
  • Windows Server 2012

これであれば問題ない。少し実践的な補足を2点しておく。

①Windows Server 2003は2015/07/14で延長サポート終了

http://www.microsoft.com/ja-jp/business/enterprise/eos/default.aspx

延長サポートが終了に伴い、Dynamics CRMでのサポートも終了となる可能性が非常に高い。

今後は利用すべきではないと考える。仮に検討段階で2003バージョンであったとしても、

ADのアップグレードプロジェクトが同時進行していている可能性は高い。

これに伴い、Dynamics CRM導入プロジェクトに影響を与える可能性がある。

②Windows Server 2012 R2のドメインモードはサポートしないのか

英語版の実装ガイドにはUR2(修正プログラムUpdate Rollup2)を適用することでサポートすると記載がある。

基本的に英語版に最新の記載があるため、両方参照してみるということは大切である。

では、両方に記載がない場合はどうであるか。基本的には製品のリリース後、

CRMの修正プログラムが2回程度提供された段階(半年以内)あたりにサポートされる傾向が高い。

 

以上。

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