実践 Dynamics CRM環境構築 (4) CRMサーバ構築準備

前回の投稿ではADの設定に関して記載をした。

今回の投稿からは、CRMサーバのインストールに関する内容を記載をする。

まずはCRMサーバのOS関連に関してである。この意味合いで「CRMサーバ構築準備」というタイトルを用いた。

 

OSインストールに関しては省略する。

OSがインストールされて、最初に作成したローカルアカウントでログインした状態からの設定に関して記載する。

設定事項は下記である。必須事項と推奨事項で記載する。推奨事項はCRMに必須ではなく単純に便利というものである。

■必須事項

・ネットワーク設定

・(ホスト名の変更)ドメイン参加

■推奨事項

・デスクトップエクスペリエンスの有効化とデスクトップアイコンの設定

・Windows Updateと自動更新の設定

・リモートデスクトップの許可

・ファイアウォールの設定

・Internet Explorerセキュリティ強化の構成

・フォルダオプション(隠しファイル、拡張子の表示)

・同一アカウントでの同時リモートデスクトップの有効化

 

必須事項から記載する。

・ネットワーク設定

省略。今回のインストール手順ではCRMインストール時にインターネットに接続する。

インターネットに接続できるように構成しておくと手順が楽である。

念のために対象画面だけ記載しておく。

20140715_001

・(ホスト名の変更)ドメイン参加

CRMをインストールするサーバはドメインに参加する必要がある。

ドメインに参加する手順を以下で記載する。

設定画面へのパスはいくつかあるが、ここでは[サーバマネージャ]からの遷移とする。

[ローカルサーバ]を選択し、[コンピュータ名]のリンクをクリック。20140715_002

[変更]をクリック

20140715_003

以下の画像から。[ドメイン]にチェックをいれ、ドメイン名(私の場合はCRMDOM.local)を入力して[OK]をクリック

20140715_004

ホストをADに参加されることができる権限をもったドメインアカウントのIDとPWを求められるので、

入力する。今回の場合はAD構築時に設定したアカウントであり、CRMDDOM\administrator。

※画面ショット取得し忘れ

再起動を求められるので再起動を実行

20140715_006

以上、必須設定となる。

以下では推奨設定に関して記述する。

 

■推奨設定

・デスクトップエクスペリエンスの有効化とデスクトップアイコンの設定

デスクトップ画面上に「ネットワーク」「ごみ箱」などを表示するような設定。

具体的な箇所は下記の図。

20140715_008

Windows Server 2003程度までは右クリックから簡単に表示できたと記憶しているが、

最近のOSでは機能を有効にしないと表示されなくなっている。

[サーバマネージャー]を起動し、「役割と機能の追加」をクリック

20140715_009

20140715_010

20140715_011

20140715_012

[機能]の[ユーザーインターフェイスとインフラストラクチャ]の[デスクトップエクスペリエンス]にチェック

20140715_013

 

20140715_014

以降特別な選択はなく、[次へ]。

完了後は、コントロールパネルを起動し、[個人設定]から「デスクトップアイコンの変更」をクリック

20140715_016

デスクトップに追加したアイコンを選択して[適用]をクリック

20140715_017

以上。

・Windows Updateと自動更新の設定

通常、サーバにおけるWindows Updateは自動にしない。

修正プログラムによって、アプリケーションの動作に影響を与える可能性があるためである。

以下でWindows Updateに関する設定を記述する。

コントロールパネルを起動し、「Windows Update」をクリック

「設定の変更」をクリック

20140715_018

20140715_019

[重要な更新プログラム]で「更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行うかどうかは選択する」を選択する。

※自動的にインストールするようなもの以外にする。

以上。

・リモートデスクトップの許可

サーバ上での操作を行うことが多く、物理的な距離が離れているもしくは仮想ゲスト上に構築されているケースが多いため。

[PC]右クリック[プロパティ]をクリック

[システム]画面から「リモートの設定」をクリック

20140715_020

[このコンピューターへのリモート接続を許可する]にチェックをいれて[OK][適用]

20140715_021

以上。

・ファイアウォールの設定

設定が必要かどうか明確に切り分けられていないため、推奨という位置づけにした。

Dynamics CRMのインストール時にファイアウォールが有効である場合、

一定のケースではインストールの失敗につながることがある。

※ドメインネットワークに関して数回経験あり。ドメインネットワークに関してはドメイン参加後に設定可。

検証環境の構築という点であれば、無効にしておくのが無難である。

コントロールパネルを起動し、[Windowsファイアウォール]をクリック

[Windowsファイアウォールの有効化または無効化]をクリック

20140715_022

[Windowsファイアウォールを無効にする(推奨されません)]にチェックをいれ[OK]をクリック

20140715_023

以上。

・Internet Explorerセキュリティ強化の構成

デフォルト設定のままIEで各種サイトにアクセスした場合、信頼済みサイトに登録するようなポップアップ

ダイアログが都度表示される。これを回避する設定。

サーバマネージャーを起動し、[ローカルサーバー]をクリック

[IEセキュリティ強化の構成]の「有効」をクリック

20140715_024

[オフ]にチェックをいれて[OK]をクリック

20140715_025

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上。

・フォルダオプション(隠しファイル、拡張子の表示)

Dynamics CRMのログは隠しファイルの先に保存されるものがあるため。拡張子は個人的な趣向。

任意のフォルダを起動し、[表示]タブをクリック

[ファイル名拡張子]、[隠しファイル]にチェック

20140715_026

以上。

・同一アカウントでの同時リモートデスクトップの有効化

複数人でリモートデスクトップをしながら運用をする場合。

デフォルト設定では同一アカウントでの複数リモートデスクトップ接続はできない。

以下の設定を行うことで同一アカウントで2セッションのリモートデスクトップ接続が可能となる。

[検索]から「regedit.exe」を実行

20140715_027

「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server」に移動し、

「fSingleSessionPerUser」をダブルクリック

20140715_028

値を「0」にして、[OK]

20140715_029

 

 

 

 

 

 

 

 

以上。

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実践 Dynamics CRM環境構築 (4) CRMサーバ構築準備」への2件のフィードバック

  1. 基本的な質問で恐縮なのですが、オンプレミス(評価版)で新規インストール後、ブラウザ経由でログインした後、自身のクライアント アクセス ライセンス(CAL) インフォメーションをみたところ、アクセスモードがRead-Write となっていますが、Administrativeへ変更できないのでしょうか?

    • この設定は現在時点で意味を持たないものだと思って頂いてよいと思います。
      Read-Writeのみを利用するのが現在のCAL体系です。

      従来(2011くらいまでだった記憶がありますが)は、
      Administrative:読み取り専用、Read-Onlyライセンス。
      非対話型:CRM UIを利用しない、SDKによるデータ接続用、External Connectorライセンス。
      という体系がありました。

      現在のライセンス体系では、こういった分類はありません。
      この項目自体は過去の名残りと考えてよいと思います。

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