実践 Dynamics CRM環境構築 (10) 利用開始に当たって

さて、前回までの投稿の作業を行おうことでDynamics CRMを利用する環境が整った。

ここからは「使えるようにする」作業を行う。

現時点では、①crmdom\crmadminが②標準の画面を利用して、Dynamics CRMを利用できるだけである。

当然以下のような作業が必要となる。

①crmdom\crmadmin以外のユーザーが利用できるように設定する

②利用シーンを定義し、利用シーンにとって使い勝手のよい画面にカスタマイズを行う

本投稿では①に関して記載をする。

 

一般的なユーザーがDynamics CRMの利用を開始する場合の実践的なステップは以下である。

・ドメインユーザーを登録する(エイリアスの連絡を受ける)

・Dynamics CRMにユーザーを登録する

・ユーザーにセキュリティロールを付与する

・ユーザーに連絡する。クライアント側の推奨設定を行ってもらう

以下ではそれぞれの説明をする。

 

・ドメインユーザーを登録する(エイリアスの連絡を受ける)

Dynamics CRMを利用できるのはドメインユーザーである。

ADに登録されていれば、そのエイリアスの連絡をもらう。

ADに登録されていなければ、ADに登録できる人に連絡して登録してもらう。

ここでは「crmdom\crmuser1」の連絡をもらったものとする。

 

・Dynamics CRMにユーザーを登録する

ドメインユーザーであるだけではDynamics CRMを利用することはできない。

Dynamics CRMにもユーザーを登録する。

システム管理者権限等ユーザを作成できる権限をもったアカウント(※)でDynamics CRMを起動する。

※より分かりやすい表現だと「システム管理者ロールが付与されているアカウント」

 

リボンの[Microsoft Dynamics CRM]>[設定]>[管理]に移動し、[ユーザー]をクリック

20140730_001

[新規]をクリック

20140730_002

20140730_003

[ユーザー名]に「crmdom\crmuser1」を入力して、フィールドからフォーカスをはずす。

一部の情報が自動的に入力される。

この情報はADのユーザー情報に登録されているものの一部。

下図で入力があるものは基本的にADのユーザー情報の項目名。

例えば[タイトル]に「役職」が入力されているが、

これはADのユーザー情報の[役職]項目に「役職」という値が存在し、連動されたことを意味する。

[上書き保存]をクリックする。

20140730_004

・ユーザーにセキュリティロールを付与する

保存後の画面のツールバーから[・・・]をクリックし、[ロールの管理]をクリック

20140730_005

[システム管理者]など、適切なロールをクリックして、[OK]をクリック

20140730_006

以上。

 

・ユーザーに連絡する。クライアント側の推奨設定を行ってもらう

今までの操作でcrmdom\crmuser1はDynamics CRMにログインすることができるようになった。

ユーザーには「http://(CRMサーバ名)/(テナント名)」を連絡し、このURLにアクセスしてもらえばよい。

※私の環境の場合は「http://testcrmapdb/CRM」

最後に推奨設定である。

クライアントに関する最適化設定に関しては下記にホワイトペーパーが存在する。

Technetのホワイトペーパー

http://technet.microsoft.com/ja-jp/crm/gg712381#crm2013

Microsoft Dynamics CRM 2011 および CRM Online クライアント パフォーマンスの最適化と保守 (英語)

様々な記載があるが、サーバの推奨設定と同様、私が効果があるのではないかと判断しているものを記載する。

 

1.インターネットオプション、一時ファイルの使用するディスク領域拡張

上記ホワイトペーパーに記載されているもの。一時ファイルを扱えるキャッシュ領域の割り当てのような設定。

IEを起動し、[ツール]>[インターネットオプション]をクリック

※ツールバーが表示されていない場合は[Alt]キーをクリック

[閲覧履歴]から[設定]をクリック

20140730_007

[使用するディスク領域]を250MBに変更。[OK]>[適用]をクリック

20140730_008

以上。

 

2.ポップアップブロックの無効化

Dynamics CRMの画面がポップアップする際にポップアップブロックが有効であるため、

正常に表示できないというケースが発生するため。

Dynamics CRM 2013なり、画面のポップアップが少なくなったとはいえ、設定しておいて損はない。

GoogleツールバーなどをAddonしている場合はこちらでの設定もオフにするべき。

同じくインターネットオプションを起動し、[プライバシー]タブをクリック

[ポップアップブロックを有効にする]のチェックをはずし、[OK]をクリック

20140730_009

以上。

 

3.信頼済みサイトにCRMのサイトを登録し、セキュリティレベルを低にする

Dynamics CRMサイトは当然、信頼できるサイトである。

Dynamics CRMサイトはJavaScriptを含む様々な処理が行われる。

Dynamics CRMサイトには厳しいセキュリティを求める必要はなく、

逆に処理がスムーズに行われるように様々な制御機能をオフにしておくべきである。

このような考え方に基づき、簡単に設定を行う方法が以下である。

同じくインターネットオプションから[セキュリティ]タブをクリック

[信頼済みサイト]を選択し、[サイト]をクリック

20140730_010

[このゾーンのサイトにはすべてのサーバーの確認(http:)を必要とする]のチェックをはずし、

CRMサイトを入力し、[追加]をクリック。[閉じる]をクリック

20140730_011

[このゾーンのセキュリティレベル]を「低」に変更し、[適用]をクリック

20140730_012

以上。

これをもってDynamics CRM環境構築編を終了とする。

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